By ナオ船長
- 船内で出来る運動
- 船外で出来る運動
船乗りの運動|結論
- 船内で出来る運動
・自重トレーニング
・懸垂
・縄跳び
・バルブや配管をダンベル代わりに使用etc - 船外で出来る運動
・ランニング
・自転車
・船員同士でキャッチボール
・体育館を借りるetc
船内での船乗りの運動方法
大型船や外航船には健康維持としてさまざまな設備が備わっていますが、一般的な内航船499tクラス(60m前後)では自分たちで工夫してトレーニングする必要があります。
どんな方法でやっているのか見ていきましょう!
自重トレーニング
基本的にスペースが少ない船内では自重トレーニングが一般的です。狭い自室ではギリギリ腹筋や腕立てぐらいしか出来ないので基本は船外で行います。
スクワットなどは船の揺れによってキツさが変わるのでやってて面白いです。
懸垂
いたるところにつかまる場所があるので、気が向いたときにすぐ出来ます。腕、肩を鍛えるには一番手軽に出来るトレーニングですね。
縄跳び
これは僕自身、ロープを使ってやっていました。毎日の縄跳びて結構体力がついた気がします。基本外でやりますが、室内でも出来るロープなしの物も使っていました。
船内での運動不足解消に買ってしまった🏃💨紐なしだから部屋でも出来るし、跳んだ回数、運動時間なども計れるから結構いいかも😋 pic.twitter.com/vPRwjX2uJO
— ナオ🚢ノマド航海士 (@naosuke_ship) November 8, 2017
バルブや配管をダンベル代わりに使用
使わないバルブや配管を使ってダンベル代わりに筋トレします。結構いい重さなので十分トレーニングになりますね。ドッグなどでいらない廃材を使って自作している人もいました。
船上でも工夫すれば充分筋トレや運動が出来ますね🏋️♂️
☑️懸垂はそこら中で出来る
☑️縄なし縄跳びを使用する
☑️ダンベルの代わりに予備バルブ
☑️腕立て時等の高さ調整資材は豊富にあるまずはこの乗船中に体重+3〜5キロ増やすことを目標。船上での食事は個人で作るのでメニューを考え中😋 pic.twitter.com/gt4FDXTtFc
— ナオマツモト🚢ノマド航海士 (@naosuke_ship) April 30, 2019
船乗りの船外での運動方法
船乗りといえどもずっと船の上にいるわけではありません。内航船は仮バースといって船を岸壁に着けての休みがあるのでその時に運動します。
ランニング
大型船ではスペースがあるので甲板上で走ることが出来ますが、小さい船はそうもいきません。なので仮バースの時を狙ってランニングをします。
自転車
大体の船には買い物用に自転車を積んでいます。その自転車を使ってひたすら遠くまで漕いでいきます。3、4時間漕いで隣町まで行った人もいました。
僕も運動不足にならないためにタクシーは使わず、基本自転車で出かけています。
船員同士でキャッチボール
これもよく乗組員同士でやっています。
普段船内にいる時は出来ないので、思いっきりボールを投げるのはとても気持ちいいです。
体育館を借りる
これは滅多にやる人はいませんが、体育館を借りてバドミントンをやったことがあります。ネットで調べると、地域によってはサークルなどがあり1日参加なども募集しています。
運動のあとは食事が重要!
筋トレをしている人は分かると思いますが、運動後30分以内にはプロテインを摂取したいですよね。
船の食事は、
- それぞれが自炊
- 皆の食事を交代で作る
の2種類があり、自炊するタイプだと自分でタンパク質多めの食事に調整できることが出来ます。
おまけ|船内にバスケットゴールがある?!
外航船や大型船には船内にバスケットゴールがある場合があります。
ボールが海に落ちることはないの?と思うかもしれませんが、しっかりとネットが張ってあるので落ちることはありません。
実際に学生時代の頃、練習船にはバスケットゴールがありました。しかしゴールが一つしかないため、1on1やシュート練習をしていました。
船乗りの運動|まとめ
- 船内で出来る運動
・自重トレーニング
・懸垂
・縄跳び
・バルブや配管をダンベル代わりに使用etc - 船外で出来る運動
・ランニング
・自転車
・船員同士でキャッチボール
・体育館を借りるetc
趣味でトレーングをしている船員は多くいて、皆それぞれ工夫してやっているよ。
船は限られた人数で運行しているから健康管理がとても重要なんだ。運動はストレス解消にもなるし習慣的にやっていきたいね!
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ではでは、ごきげんよー!!