By ナオ船長
- 陸酔いとは
- 陸酔いを治す方法
- 陸酔いの予防対策
陸酔い|結論
- 陸酔いとは
・長時間船に揺られたことにより、船に降りた(陸に上がった)あとも体が揺られているように感じること - 陸酔いを治す方法
・時間が経てば治る - 陸酔いの予防対策
・体調が悪い時にはなるべく船に乗らないようにする
陸酔いとは
陸酔いが起こる原因
陸酔い(おかよい)とは長時間船に揺られたことにより、船に降りた(陸に上がった)あとも体が揺られているように感じること。
長期間乗船している漁師や航海士などがなりやすく、めまいや吐き気などの症状が起きます。船で揺られる生活ゆえに揺れていることが普通と感じてしまい、揺れていない陸が逆に異常と感じてしまうのですね。
陸酔いを治す方法
治す方法はいたってシンプルで、時間が経てば治ります。
治るというよりも陸に慣れるということですね。通船などの短い乗船時間であれば数分、フェリーなど2日ほどの乗船であれば数時間で違和感は無くなります。漁師や航海士などは3ヶ月近く乗船するので、数日続くことも。
※陸酔いがしばらくしても治らない場合、下船病の可能性があるので病院に行くことをおすすめします。船酔いや陸酔いと違い、数週間から数年続く場合があります。
陸酔いの予防対策
これは船乗りではない方への対策ですが、体調が悪い時にはなるべく船に乗らないようにしましょう。船酔いはもちろんのこと、陸酔いも酷くなることがあります。
船乗りの陸酔い体験談
食事中に視界が揺れる
ベッドでも揺れてる感じがする
乗船中は時化で船が激しく揺れることがあります。
なので就寝中も常に揺れている感覚になります。この感覚が残り、僕の場合は下船して3〜5日間は家のベッドでも揺れている感じがします。
おまけ|船酔いが起こる原因と対策
船酔いのメカニズム
船に乗っていると、自分は動いていないのに周りの景色は動いていきます。
すると「視覚から入ってくる情報」と「体の揺れを感じる三半規管の情報」との間にズレが生じます。
そのズレた状態を脳が不快だと感じます。すると副交感神経が活発になり、胃液などが過剰分泌され、吐き気などを引き起こします。これが船に酔っている状態です。
船酔いのサイン
船酔いは急にくるものではなく、気持ち悪くなる前兆として下記の2つのようなサインが出始めます。
- 眠くないのに「あくび」が出る
- お腹がいっぱいではないのに「ゲップ」が出る
これらのサインが出始めたらすぐに船酔い対策をしましょう。事前に対策をする方がもちろん良いですが、この時点でもまだ間に合いますのでご安心を。
↓船酔いの対策|軽減方法について詳しくはこちら
船乗りの陸酔いまとめ
- 陸酔いとは
・長時間船に揺られたことにより、船に降りた(陸に上がった)あとも体が揺られているように感じること - 陸酔いを治す方法
・時間が経てば治る - 陸酔いの予防対策
・体調が悪い時にはなるべく船に乗らないようにする
僕の場合、船酔いも陸酔いも両方するから慣れるまでが大変だったよ。笑
- 3ヶ月乗船→下船(陸酔い)
- 休暇明け→一ヶ月の休暇により平衡感覚がリセットされる(船酔い)
このサイクルも1年くらいすると慣れてくるよ。これも船乗り特有の面白さとして楽しもう!
船乗りのなり方が気になる人は下の記事も見てみてね!
ではでは、ごきげんよー!!