By ナオ船長
- 沖売りとは
- 沖売りはどこにいるのか
- 沖売りはどんなものを売っているのか
沖売りとは|結論
- 沖売りとは
・船内生活で必要な物資、食料などを沖合い(海の上)で直接売り渡す船のこと。 - 沖売りはどこにいるか
・現在は岡山県倉敷市の水島沖に一艘(そう)のみ。つまり日本最後の沖売り船。 - 沖売りはどんなものを売っているか
・魚、肉、野菜などの食料品からお菓子
・ビール、タバコ
・新聞や雑誌
・洗剤などの日用品
・衣料品
・事務用品
・医療品(絆創膏など)etc
沖売りとは
沖売りとは船内生活で必要な物資、食料などを沖合い(海の上)で直接売り渡す船のことです。危険物を運んでいる関係上、なかなか岸壁につけられない「タンカー船」「ケミカル船」「LNG船」の船員にとってはとても助かる存在です。
様々な商品が置いてあるのでまさに海のコンビニといえるでしょう。
沖売り船はどこにいるの?
沖売り船は現在(2020)岡山県倉敷市の水島沖に一艘(そう)のみあります。つまり日本最後の沖売り船です。※以前は神奈川県の川崎沖にもありましたがやめてしまいました
そしてこの沖売り船の船長は普段は陸でスーパーをやっていまして、ときおり沖売りとして海に出ています。
【船の数え方の豆知識】
- ボート、小型船→「艘(そう)」
- 大型船→「隻(せき)」
- ヨット、ボート→「艇(てい)」
沖売りはどんなものを売っているの?
沖売りは船内生活に欠かせ無い様々なものを売っています。
- 魚、肉、野菜などの食料品からお菓子
- ビール、タバコ
- 新聞や雑誌など
- 洗剤などの日用品
- 衣料品
- 事務用品
- 医療品(絆創膏など)
こう見ると本当に船員にとって重要なものが揃っています。
さらに前もって連絡しておけば、指定したものや新鮮な魚などを届けてくれます。僕の乗っていた船はみなさん刺身が大好きだったので、カツオ、シマアジ、カンパチなど本当に美味しい魚を届けてくれました!
↑沖売りから購入したシマアジ
初めての沖売り船利用
初めて僕が沖売り船を利用した時は、アンカー中(錨を打って船が止まっている状態)でした。外で作業していると急にどこからか「カンカンカン!」と鐘のなる音が聞こえてきました。
なんだなんだ?と思い音の方に近づいていくと、沖売り船の船長が笑顔で自船の近くにいました。
こうやってアンカー中の船に沖売りがきていることを知らせているのですね。
海のコンビニこと”沖売り”をご存知でしょうか❓なかなか岸壁に着けられないガス船やケミカルにはありがたいですね☺︎前は川崎にもありましたが今では全国で水島のみです🍋酒、タバコ、魚、雑誌等色々と揃っているので、見つけた際にはご利用されてみては?! pic.twitter.com/dJRBGfMrFT
— ナオ🚢ノマド航海士 (@naosuke_ship) April 24, 2017
沖売りまとめ|水島沖にアンカーするときはぜひ利用してみてください!
- 沖売りとは
・船内生活で必要な物資、食料などを沖合い(海の上)で直接売り渡す船のこと。 - 沖売りはどこにいるか
・現在は岡山県倉敷市の水島沖に一艘(そう)のみ。つまり日本最後の沖売り船。 - 沖売りはどんなものを売っているか
・魚、肉、野菜などの食料品からお菓子
・ビール、タバコ
・新聞や雑誌
・洗剤などの日用品
・衣料品
・事務用品
・医療品(絆創膏など)etc
船乗りの楽しみの一つは食事だから、長い航海が続いてなかなか買い物にいけないときには本当に助かる存在だよ。
沖売りという文化の存続のためにも、水島沖にアンカーするときはぜひ利用してみてね!
船乗りのなり方が気になる人は下の記事も見てみてね!
ではでは、ごきげんよー!!